花粉症にビタミンD「めっちゃ鼻垂れてますよ、おじさん」
花粉症にビタミンD
それは、メタトロン測定のために事務所に向かう車内で起きた。
「めっちゃ音漏れしてますよ、おじさん」
そうおじさんに声をかけたのは、年齢を聞かなくても分かる、20歳の女の子だ。
少し主張がキツめのピンクの口紅に、目元をぱっちりさせたその顔立ちは、世間のつまらない常識をあざ笑うかの様に独自の風を匂わせている。
若い女の子に突然声をかけられたおじさんは、びっくりした様子でイヤホンと彼女を交互に確認していた。
彼女はそう言うと、おじさんにニコッと微笑んですっと電車を降りていった。
その微笑みに嫌みがないのは誰でもわかる。ハツラツとしたもので、彼女の生き方がにじみ出ていた。
早朝の車内で疲労を隠せないサラリーマンの誰もが、彼女の微笑みに珈琲一杯分の幸せを感じただろう。
「めっちゃ鼻垂れてますよ、おじさん」
僕は向かいに座るサラリーマンにそう言いたい。
目元も赤いから例にもれず花粉症だろう。
花粉という敵と戦う免疫細胞の攻防戦が、おじさんの鼻や目で起きている。おじさんから言わせれば迷惑な話だ。戦いはよそでやってくれという感じだが、おじさんのために免疫細胞も戦っている。いや、戦いというよりも、もう暴走状態になっていて、敵も味方もなくただ暴れている状態だ。
僕は心の中で、そっとビタミンDのサプリメントをおじさんに渡してあげたい。
ビタミンDが免疫制御に働き、花粉症やアレルギーの緩和に働きかける。
「めっちゃ鼻垂れてますよ、おじさん」
「はい、これビタビンD」
そう心の中で呟いて、僕は電車を降りた。
ビタミンDが花粉症に働きかける理由の一つに、
「Treg細胞を誘導する抗原提示細胞(寛容型樹状細胞)を分化誘導する」と言われています。
花粉によって暴走した免疫細胞に、
「まぁまぁ、落ち着いてよぉ、お兄さん」と言ってくれる感じです。
落ち着きを取り戻したら、おじさんの鼻での攻防戦が治る。
するとおじさんも良かったーとなるわけですね。
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おじさんをメタトロン測定してみたかったなー。
少し太ってもいたから、足元が冷えていたり、便秘気味で頭ぼんやりなんてことも考えられる。
花粉症のシーズンはまだ始まったばかり。ここからが本番ですね。